O-Shigoto3939

仕事の流儀をお教えします。

研修のジレンマ

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研修効果を握るキーマンとは?

研修の成果が一向に上がらない、社外コンサルを入れても全然効果が見られない。そんなことってよくありますよね。私もそういう経験をたくさんしています。例えばこれまでお伝えした、報告の4原則、指示受けの4原則などもそうですがそれら教わったことが日常の仕事の中で使える環境がなければそれはただ「知っている」だけの状態です。日常で使える状態にできるかどうかはその組織の長にかかっています。それらを求めること。自身がその考え方に則っていることが重要なのです。ですから一番困るのは「近頃の若い者は〇〇だから△△を教えてやってほしい」という依頼があってもまずはその本人がそのことを率先垂範していなければいくら立派な研修をしても効果はありません。社外のコンサルに依頼する場合も同じです。それなりに社内では実績もあり、成功体験もあるがゆえになかなか自分自身に矢印を向けようとしない。そんな方が多く研修効果を阻害しているのです。

 これは責任を逃れているわけではなくこれまでの経験から感じていることです。もしもこれを読んでいるあなたが部下を持つ管理職であるならば、部下に受けさせる研修の内容はすべて理解し、実践できている状態を先に作ってください。そしてその研修の内容を活用できる環境を作ってあげてください。そして教わった仕事の進め方を求めてあげてください。

よくわからない場合は、部下が受ける研修は先にあなた自身が先に受講していただくことをお勧めします。研修の効果を握るキーマンは上位職者のあなたです。