O-Shigoto3939

仕事の流儀をお教えします。

7W2H1Gの大切さ

7W2H1Gとは

既にこちらのページでご紹介しましたが、7W2H1Gとは曖昧なものを鮮明にするための視点です。しかしのこの視点を組織の中に根付かせると副次的に別の効果も出てきます。それは「目的的な組織になる」という事です。目的的とは、つねに思考のスタートラインが「何のために」から始まることを指します。ミーティング等でお互いの意見をすり合わせるとき、何かトラブルが発生したとき、指示が飛んできたとき、いかなる場合でもまずスタッフは「何のために」という視点で思考がスタートする癖がつきます。

目的的な集団の強み

それがどうした?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、目的的な組織は指示を出す側も出される側も「何のために」が鮮明な状態ですべてがスタートします。つぎにくる「どのような状態へ」これも重要です。この二つのことが鮮明になっていると大きな組織でも動きにぶれやバラツキが発生しにくくなり、無駄な動きがありませんから、仕事の効率、スピードが上がるだけでなく、成果も出しやすくなります。

目的的な集団の作り方

そんな組織の作り方にはいくつかのポイントがあります。まずはTOPが率先して7W2H1Gの視点を活用する事。過去に変な上司がいました。上司と言っても私が出向した子会社の社長です。その人の口癖は「いまいま」でした。話の中で「〇〇をしようと思うんだけど、いまいまは優先順位を変える必要はない」とかそんな感じで「今」という言葉を使うときに必ず2回強調して続ける人でした。するとその部下たちもいつの間にか「いまいま」を当たり前に使うようになっていました。このように上司使う言葉は組織に浸透しやすい傾向があります。

 また、社内で使用するフォーマットも変えてみましょう。会議資料でも、研修資料でも至るところに冒頭部分へ「目的」と「ゴール」を書き入れるようにします。つまり「目的・・・何のために」「ゴール・・・どのような状態へ」です。このような思考を癖付けることによってスタッフの言葉の中に「そもそも」という言葉が多く出てきたら根付き始めた証拠になるかと思います。

7W2H1Gを根付かせることで業務効率、集団全体の移動速度が上がるという事です。是非この視点をあなたの組織に根付かせて下さい。

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